設立趣旨

夢を語り合える未来を創る

01

弁護士の未来チャートを創る

 今、時代は大きな転換期に直面しています。感染症の記憶が冷めやらぬ中、海外の武力紛争が平和を脅かし、国内外の大きな経済変動に翻弄され、その一方でAIに代表される新たな科学技術への期待と課題やSDGs、DEIなどの新しい視点に基づく取組みなどが折り重なり、容易に将来を予測することができません。司法においてもウェブ裁判など急速なデジタル化・IT化が進み、これらが弁護士の業務や生活に少なからぬ影響を与えていくと思われます。
 このような転換期において、私たちは、弁護士が、時代の変化を乗り越える逞しさや創造性をもって、ますます社会に貢献しつつ活動・活躍の幅を広げていくための未来チャートを創りたいと考えました。

02

変えてはならないもの

 時代がどのように転換しても、立憲主義、平和主義、基本的人権の尊重、法の支配、弁護士自治など、変わるべきでない、また、変えるべきではない根本的な価値をしっかりと護っていくことが弁護士の使命であることは言うまでもありません。様々な分野での人権擁護の実現、あらゆる差別や格差・貧困との闘いへの理解と支援、そして各地でこれらの活動に携わる弁護士への支援、再審制度に関する法整備などは、引き続き、私たちの未来チャートにしっかりと刻まれるべきであると考えます。

03

発展的に描く未来

 他方で、デジタル化も踏まえつつこれからの時代にふさわしい司法インフラの拡充や、全国津々浦々の司法アクセスの改善を図ること、男女共同参画やSDGs、DEIなどに関する取組みを弁護士会の内外で積極的に進めていくことは、今後、ますます重要な課題となります。そして、こうした諸課題から得られる視点や気付きを企業法務等との発展的な関係をも視野に入れつつ弁護士の活動領域の拡充につなげていく創造性をもって、弁護士の未来を自由に、幅広く、夢を持って拡げていきたいと考えています。
 私たちは、様々な弁護士の未来と夢を語り合い、そのための政策を議論し、発展的な未来チャートを創っていきたいと考えています。

代表世話人 松田 純一

ロゴに込めた想い

明日の弁護士と司法を語り、未来を創る会ロゴマーク

野原を勢いよく疾走していくイメージを、シャープなラインで表現しました。右側のラインは、腕を突き上げる人を表していて、「発展」「スピード」「未来」を感じさせるものとなっています。「夢を語り合える未来を創る」という当会のイメージを表しています。
色は、松田純一代表の出身地である山形県の県花「べにばな(紅花)」をイメージして、人とのつながり(輪)や温かさを表しています。


代表世話人

松田 純一

Junichi MATSUDA

松田純一弁護士写真

経歴

山形県立山形東高等学校卒業
慶應義塾大学法学部法律学科卒業

1993年4月弁護士登録(東京弁護士会 45期)
1993年4月馬場一廣法律事務所 入所
2002年8月松田純一法律事務所(現松田綜合法律事務所)所長
2007年法友全期会 代表幹事
2010年日本弁護士連合会若手法曹サポートセンター座長
2012~2013年司法試験考査委員(行政法)
2014年東京弁護士会副会長
2020年法友会幹事長
2023年東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長